自由と個性を活かし沖縄から介護業界のイメージを変えたい!
こんにちはこんばんは!沖縄県の中部地区宜野湾市にある介護施設さんだん花(サンダンカ)社長の天願しょうこです。
宜野湾市の介護施設さんだん花は、その花のように一人一人が家族のような温もりで寄り添い、支え合い、力を合わせ宜野湾から嘉手納エリアで地域に根ざした介護事業・サービスを展開しています。最強の介護と最高の笑顔のため七転び八起きの日々です。
今回は少し長いブログとなります。
***
去った日曜日の夜、97歳のオジィ天願安晴が天寿を全うし、天国へ旅立ちました。人の死に慣れることはありません。忘れることもありません。大きな出来事でした。
22年前、当時50歳で他界した母の時は私もまだ25歳でしたので、精神的にも受け止めきれずにとても辛い思いをした記憶があります。
でも今回、私の中で新たな死生観が生まれた気がします。まだ全て整理出来たわけではありませんが、多くの事を教えられた気がして、起きた事や思ったことを書き留めておく事にしました。
オジィはコロナが収束した後、自宅で過ごすことが難しくなり数年前からさんだん花ガーデンに自らの意思で入所してくれて、ずっと身近で職員と一緒に支援して来ました。
3月下旬、突然全身水ぶくれが発症し検査すると自己免疫疾患の天疱瘡との事。4月1日から琉大付属病院に入院になりました。最初の2週間は点滴の副作用でせん妄になりながらも、私が食事介助に行くといつも笑顔で迎えてくれて、私の近況報告を楽しそうに聞いて、本人の困りごとを相談してくれて、順調に皮膚の状態も回復していました。「荘子が来るといつも賑やかで食事が楽しいねぇ。」「今日は荘子から良い事を聞いて合点がいったから安心した」など入院中の自分よりも相手を思いやる言葉を使って会話してくれるのがオジィでした。
しかしながら3週間目に入ると、これまでのような理性的な人格が弱まり怒ったり拒否が強くなりました。食事も取らなくなりました。
それでも私が行く時は、孫の前だからなのか平常を保って変わらず楽しく会話してくれていました。
4月20日親戚みんなで協力してきた当番制の食事介助も最終日となり、明日退院する報告のため、病室を訪れるとオジィはいつものようにいびきをかいて寝ていました。
声をかけるといつもなら目を覚まし笑顔を見せるオジィが、その日はどんなに声かけても揺すっても摩っても起きませんでした。時々目を開けるも、その奥の瞳に光はなく、私は急に不安になったので看護師さんに声をかけました。
看護師さんがバイタルを計ると血圧が67/38と低く、すぐにモニターと酸素をつけてくれました。その後、看護師さんからのアドバイスにより親族に連絡をとり病院に集まるよう伝えると皆驚きながらすぐに向かってくれました。連絡を終えて病室に戻ると血圧は更に下が53/31。
この時、私は悟りました。とうとうお別れの時が来たのだと。。。
親族が次々と到着すると、皆すぐにオジィに声をかけます。「◯◯が来たよ!」 すると不思議なことに低下していた血圧が一時的に上昇するのです!
「この前◯◯の発表会の動画あるから音聞かせるよー」というとまた血圧が上昇します。
それでも数時間のうちに心拍数も落ち始め、やがて心拍モニターがゼロを示した瞬間、最後に遠方から向かっていた孫たちに会わせたいと叔父さんが「父ちゃん!」と声をかけると、オジィは驚いたのか心臓がまた鼓動を始めたのです。オジィは意識もなく会話も出来ない状態ですが、モニターの数値通して一人ひとりの声かけに応答している様でした。
全員が集まったタイミングでオジィは眠ったまま静かに息を引き取りました。
命の燈が完全に消えた時、悲しみよりも前日までのオジィとの会話や笑顔が鮮明に甦り、更に感謝と尊敬の念が強く込み上げて来ました。
ありがとうという涙が止まりませんでした。
オジィ、97年間元気に生き続け、この家族を率いて、まとめてくれて本当にありがとう!今まで知る人の中で最高の人格者としての生き様を教えて頂きました。
対応した医師も看護師も天願家の絆と対応にとても驚き感心していました。
看護師さん「皆さん、病院に任せきりにする事なく終始ご家族で向き合い続けていました。こんなご家族さんは珍しいです。家族愛というか、皆さんが安晴さんを想う心が伝わります。」と。
私「長男が医師で、その長女は介護施設を経営しています。そして、何より天願安晴の子孫達だからだと思います。サポート本当にありがとうございました。」
沖縄で海の見える介護施設、アットホームなデイサービスやサービス付き高齢者向け住宅やグループホームへの入居、介護保険サービスのことなら
『さんだん花』(サンダンカ)へ!
さんだん花 大山 宇地泊 嘉手納 宜野湾市大山7−7−22
電話でもお気軽にご相談お問い合わせいただけます♪
職員一同、笑顔でお待ちしております♪
宜野湾市大山なら デイサービスさんだん花 098ー890−1212
地域密着グループホームさんだん花 098−890−1242
宜野湾市宇地泊なら さんだん花ガーデン デイサービス 098−943−2237
サービス付き高齢者向け住宅 さんだん花ガーデン 098−943−2236
嘉手納町 ロータリー内なら さんだん花カデナ 098−956−2112
天願 しょうこ 《プロフィール》
1978年12月生まれ。北海道と沖縄のハーフ。
20代の頃、大学を中退し夜の仕事や不動産など様々なアルバイトを経験。
平成2001年11月、宜野湾市で温泉入浴が出来る介護施設としてデイサービスさんだん花を設立。設立直後に前社長である母親の急逝に伴い、2003年25歳で社長に就任。周りに支えられながら経営者として20年間奮闘し、会社の危機的状況を何度も乗り越え、事業数は1から10へ、社員数は15名から130名の組織へと成長。介護業界の常識にとらわれず、常に新しいことにチャレンジしつつ、笑いの絶えない現場作りを心掛けている。「天真爛漫経営者」